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2021年02月

法定刑を超える判決

令和3年2月9日のニュースで、東京地裁の裁判官が、法定刑の上限が2年の罪に対して、2年6か月の懲役(執行猶予付)を言い渡したニュースがありました。検察官が誤って法定刑以上の求刑を行い、裁判官も見逃してそのまま言い渡したようです。 刑事裁判ではまず検察官が求刑として量刑に関する意見を述べ、弁護人が反対の立場から検察官の量刑に対して意見を述べ、両者の意見を聞いた裁判官が最終的に量刑を決定します。 したがって、仮に検察...